プラスチック精密切削加工専門。同軸 コネクター、半導体部品、医療部品、自動車部品等の精密部品の加工。
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2017年インターンシップ報告

 ・1日目

 本日から、インターンシップが始まりました。

 初めてのことばかりで、緊張していましたが、皆さんが気さくに話しかけていただいたおかげで、良いスタートをきることができました。

 はじめに会社オリエンテーションを行いました。伸光製作所様の概要や強み等をプロモーションビデオを使い、ご説明いただきました。その後昼食をとり、午後からは品質管理部門の体験をしました。検査機器の説明を受けてから、検査軽作業(廃棄登録作業)を行いました。

 近年、品質への要求レベルが上がってきています。そこで検査機器を新しく入れて、より精度の高い、信頼のできる商品を送り出すために日々厳しい検査を行っています。皆さんの集中力に関心いたしました。

 

・2日目

 この日は東京工場に一日お世話になりました。本社から徒歩で東京工場に移動してからは製造部の深沢さんに機械の説明などをしていただき、工場内を見学させていただきました。ベンチレースやマシニングセンター、NC旋盤などの大きな機械からとても小さな製品がつくられるところに感動しました。お昼休みを挟み午後からは製造軽作業をさせていただきました。ミスのないように慎重に取り組みましたが、それはとても集中力の要ることなのだなと実感しました。

・3日目

 

出社してから営業部の桑原さんに資料を用いた営業部についての説明をいただきました。その後、営業部のフロアにお邪魔させていただき、営業2係の社員の方に会社の強みや品物を売るということにおける心がけ、フロアの強みなどを伺うことができました。午後からはM社様への営業に同行させていただきました。初めて生で商談というものを目の前で拝見しましたが、両者のモノづくりに対する熱が伝わってきました。商談後はM社様の工場を見学させていただきましたが、伸光製作所様とはまた異なる特徴のある機械がたくさんありました。

・4日目

 那須塩原の工場へ見学に行きました。

 午前中に資材管理部門、センターレス加工、庶務、カム式旋盤の見学をしました。午後には、NC旋盤、轆轤、敷地内設備等の見学を行いました。

敷地も広く、多くの機械が並んでいました。那須工場では、大量生産を担っています。他にも、機械毎の売上や生産予定を可視化し、効率の向上を図っています。

 また、NC旋盤、カム式旋盤の原点である轆轤も見ることができました。実際に轆轤(ろくろ)を使って加工をしているところを見学させていただき、サクランボのアクセサリーをいただきました。

 最後には、工場内にある畑で唐辛子とブルーベリーを収穫しました。

 

・5日目

本日は1時間程度本社の方で経営についての説明を桑原さんからいただいたのちに、羽田に所在するK社様に赴き、事業内容のご説明をいただいた後、工場を見学させていただきました。小さな製品に微細な加工を得意とする伸光製作所様と異なり、大きな製品の加工事業展開をするK社様の工場には、大きな機械やドリルがたくさんありました。機材の説明も細かくして下さり製造業における専門的な面の理解も深まりました。本社に戻り昼食をとったのちに午後からは埼玉県に所在するS社様に赴き、事業内容のご説明をいただいた後、工場を見学させていただきました。特に印象に残ったことは塗装設備と3Dプリンターを駆使している点です。お客様のご要望に沿う製品が完成するための努力や工夫が至る所に見られて感銘を受けました。

・6日目

 いよいよ最終日になります。充実した日々が続き、とても短く感じています。

 午前中は、SWOT分析法で会社の強み、弱みや社会情勢を書き出して、意見交換を行いました。その後に、キャッチフレーズの考案をし、意見交換を行いました。午後には、各部署への質問やブログ作成を行いました。

 また、創立者である角田信雄会長に設立当時の苦労話やどうやって仕事が増えていったのか、轆轤(ろくろ)の起源など貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。

 

1週間の間、本当にお世話になりました。

伸光製作所の皆様のあたたかさを感じながら普段では詳しく知ることができない製造業の裏側を知ることできました。そのことにより身近にあるものから、目にすることはありませんが商品の内部で縁の下の力持ちとして機能している製品のことを実際に目で見るという貴重な経験をすることができました。

 

立正大学 法学部法学科      3年 鈴木勇

立正大学 心理部臨床心理学科    2年 髙瀨あかり