業務フロー
お客様からご注文を受けてからの業務フローです。
※形状、材質によって一次加工から品質検査までのフローが変わることがあります。
※1 材料調達
材料を100分台で取り揃え、短納期に対応できるようにしております。
また、材料はロットごとに管理を行い、不良発生時のトレースを可能にしています。
※2 一次加工
CNC旋盤、自動旋盤等により加工を行っております。
独自のノウハウと経験でロスの軽減、加工工数の削減を実現しています。
※3 洗浄・乾燥
加工時に付着するオイル・切り屑を超音波洗浄機などで洗浄し、乾燥させます。
※4 二次加工
製品の背面加工等、仕上げ作業を実施します。
丸バイト(穴加工用段キリ)を社内で加工することができるため、
穴あけ作業の効率化・同軸度の安定がはかれます。
※5 品質検査
様々な測定器を用いて公差100分の1mmまでの精度で品質をチェックします。
また、製品は自社システムでコンピューター管理しているため、
すぐにトレースすることができるようになっています。
樹脂の材料と特性
プラスチック切削部品は、樹脂材料の特性に応じて素材の選択が行われます。以下はよく利用される材料の一例です。
材料名称 | 特性 |
4Fフッ化 |
化学的安定性、電気特性が極めて優れている。硬度はやや低い。切削性、絶縁性、耐熱性はともに良好。各分野の絶縁部品や、耐熱性、耐食性を持たせたい部品材料として使用される。衝撃力を高めるためのカーボンやグラスファイバー等の充填材を入れた素材もある。 |
ポリアセタール |
絶縁性、耐熱性、耐薬品性に優れており硬度もある。素材コストが4Fに比較して低いため、絶縁材料として多方面に利用される。 |
ポリ塩化ビニール |
グレー及び透明の2タイプ。耐熱性にやや欠けるが、耐水性が良好なため、流体用のパイプやジョイント部品材料として利用される。加工性、絶縁性もある。 |
3Fフッ化 |
素材コストは高いが絶縁性、対衝撃性に優れる。また、酸、アルカリなどの薬品に極めて強いため、各種流体用のパイプ材料、ジョイント部品材料として利用される。 |
ポリカーボネート |
耐熱・耐衝撃性に優れる。また、材料の収縮率が小さく寸法の安定性もある。水にも強い。切削性はあまり良くない。 |
アクリル |
透明なため、中が見えるという利点がある。耐水性が高く、各種流体用のパイプや試作に利用される。 |
ナイロン |
柔軟性があり、折れにくい。水に強いため、パッキン等に用いられる。 |
上記以外にも様々な樹脂を扱っておりますので、ご相談ください。